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刈りまくりな1日
9月も半ばを過ぎると、センターから見おろす棚田では稲刈りを終えたところが増えてきました。
5月にみんなで田植えをした、学園の田んぼ。
まだ葉には緑が残っているものの、稲穂は重そうに頭を垂れ、いよいよ収穫の時を迎えました。
中学生の文化祭準備や部活の関係で、作業を始めたのは午後1時過ぎ。
最近は気温もぐっと下がってきたので、カッパを着ての作業です。
まず最初に、11月に行われる収穫祭でお供えするための稲を、それぞれ1束ずつ刈りました。
そのあとは、ひたすら刈ってひたすら結束。
結束した稲たちは、田んぼの中にたてたはざ棒にかけて乾燥させます。
1枚目の田んぼの土は思っていたよりも乾いていて、作業も順調に進みました。
大変だったのは2枚目の小さな田んぼ。水はけが悪かったのか、ほとんど水が切れていなく、田植えの時のような状態での稲刈りとなってしまいました。
足元は水と泥だらけ、空はだんだん暗くなり、最後には星明りの下での作業に。
手元がよく見えないため、落穂ひろいは翌日以降に持ち越すことにし、とにかく稲刈りと結束、はざかけを続けました。
作業が終わったのは夜7時すぎ。見上げると満天の星空が広がっていました。
なんとか終わらせることができた達成感で胸いっぱいになりつつ、「おなかすいた〜!」と急いでセンターに戻った子どもたちでした。
作物を作る工程の中で、自然の恵みを受け、自分たちの手足を使って作業しなければ、口には入らないということ。夜の作業を行いながら、そんなことを子どもたちに体感し、実感して欲しいと願いました。
次の作業は脱穀。
今年の新米はどんな味なのでしょうか。
とても楽しみです。