八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記
収穫
2010年09月29日
9月25日、秋晴れの青空の下、学園の田んぼと棚田(地域の方々と山留OB保護者等で
復活させた田んぼ)の稲刈りをしました。
センターから見下ろす景色の中では、この日をもって稲穂のある田んぼの風景は見納め。
午前中に学園の田んぼを全て手刈りで終わらせ、午後から棚田の作業に移りました。
左が刈りとり前の朝の写真、右は写真右側に見える棚田の田んぼ(黄色い部分)が残り一枚に
なった時点での写真です。
今年は夏の猛暑の影響か、例年になく米の生長が早く、周囲の田んぼの稲刈りもほぼ
終えている状態でした。
今年は学園の田んぼの水抜きに失敗し、今から田植えもできてしまうようなドロドロ状態・・・。
稲穂を泥につけないようにソリで運んだり、連係プレーで補ったりと、ぬかるんだ刈りとりにくい
状態の中、みんな協力して作業を進めることができました。
これまでの田んぼ作業は、約6畝の学園の田んぼのみでしたが、棚田の復活後は、
棚田会員の一員として、復活した7枚の田んぼ作業にも参加。
作業は多くなりましたが、その分の達成感や充実感もより得られるようになりました。
学園生の一人が、作業を終えて坂道を登っている途中、棚田を振り返り、
「あー、あの一枚が最後の田んぼだったんだなぁ」とつぶやき、全て刈りとられた田んぼの風景を
しばらく眺めていました。