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やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

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穴の開いた靴


「あの、靴に穴が開いてしまったので、新しい靴を買ってください」
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山村留学生は、毎日の登下校で往復約10kmを歩きます。
雨の日もあれば、雪の日もあり、強風や大雪の日も自分の足で歩きます。

車がなかった時代や、バス通学などになる前は、当たり前のことだったかもしれません。
しかし、現在は歩く環境を作ってあげないと歩くことが難しい状態。

修園生(山村留学OB・OG)に一番印象に残っていることを聞くと、「通学路のこと」
という回答が多くの割合を占めています。

こんな靴の状態になるまで歩き通す体験も、本当に貴重な体験ですね。

翌日、指導者が大町市で新しい靴を買ってくると、「明日から快適に歩ける!」と
喜んでいましたが、翌日の朝、天気予報は雨。
「今日は残念」とつぶやき、長靴で登校していきました。















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