八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記
通学合宿
2010年06月08日
6月2日〜6月6日までの4泊5日で、八坂小学校5年生と、美麻小学校4〜6年生
を対象とした通学合宿が行われました。(八坂美麻地域の公民館主催)
通学合宿とは、その名のとおり、山留センターから学校に登校し、下校後や週末は山留生の生活や
活動を一緒に体験するもの。今年の参加者は八坂9名・美麻8名・計17名。
この期間中は大人も含めると総勢約60人の大所帯となりました。
八坂は約4km、美麻は約5kmの通学路を、山留生と一緒に歩きます。
朝5:55に起床し、布団をたたみ、顔を洗い、外に出て朝日を浴びながらラジオ体操。大きな声で
遠くの山々へ朝のあいさつをし、指導員から自然のお話を聞きます。
昭和初期まで使われていた箱膳体験などの他にも、食事の配膳、掃除、洗濯、片付け、整理整頓、
などなど、普段の生活で見落とされがちな一つ一つをしっかりと行っていくことは大事なこと。
小学校3年生から中学校3年生までの兄妹関係の中で、それぞれ立場を考えながら行動していきます。
週末はキャンプ。
飯ごうと鍋を使って、ご飯とカレーを作りました。
育てる会では、「備え付けのかまどに用意した薪」など、こちらからお膳立てすることはしません。
かまど作り、テント張り、薪集めから火起こしまで、班ごとに自分たちで工夫し、考え、協力し、失敗や
ケンカを繰り返しながら、達成感を味わって欲しいのです。
自分たちの住んでいる地域の良さは、なかなか離れてみないと気づかないもの。
また、生活の中でも、親元を離れてみたり、また逆に離してみたり、変化や気付き
を与えてあげることはとても有意義なことでしょう。
さて、今回の八坂美麻地域の子どもたちは、どんなことに気付き、感じたでしょうか・・・。