八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記
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炭焼きの原木切り出し
2009年12月09日
八坂美麻学園では、冬になると炭焼きをします。12月6日(日)、みんなで山に行き、1月〜2月に行う炭焼きのための木を切り出しました。
林業に携わる地元講師に指導を依頼し、昔ながらのノコギリによる切り出しと、チェーンソーによる切り出しを行い、トラック2台分の木を運び出しました。
木を切り出す山は、杉やヒノキなどの人工林ではなく、ナラを中心とした天然の雑木林です。針葉樹と異なり、広葉樹は、樹齢の若いものを伐採すると、脇から芽が出て伸び、約30年で元通りの姿に戻ります。炭焼きは、この自然の森のサイクルを最大限利用・活用して行われるものです。子どもたちに、自然の営みや循環を活用して行う炭焼きの奥深さや古人の知恵に触れて欲しいという願いから、八坂美麻学園ではこの活動を行っています。
12月6日、約30分歩き、センターから木を切り出す山に向かいました。最初は、昔切り出しに使ったという大きなノコギリを使って木を切り出しました。自分たちの手で大きな木を切る体験は子どもたちにとっては新鮮で、倒れる瞬間はその迫力に大歓声が上がりました。最後は、講師の方々がチェーンソーで伐採をし、あわせてトラック2台分の原木を運び出しました。
今回切り出した原木は、1〜2月に行う作業で「炭」という新たな姿に生まれ変わります。出来上がった炭の利用・活用の方法、用途はさまざま。今後、希望する方には販売することも考えています。皆さん、ぜひアイデアをお寄せください。