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やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

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学園のお米を収穫しました


10月18日(日)午後、大町アルプスマラソンを終えて帰園すると、子ども達は
カッパと長靴に着替え、米作りの最後の作業である『脱穀』作業をしました。

田んぼの端のぬかるみでドロドロになる子もいましたが、地道な手作業を続けて、
夕方には脱穀が終わりました。午前中の疲れを感じさせないスタミナのある子ども達。
作業後は、元気に農家さん宅に帰っていきました。

1年の農作業が終わりました

学園では、今ではもう使われなくなった「足踏み脱穀機」や「千歯扱き」、「唐箕」など
昔の機具を使って脱穀の体験をします。
まず、機具の使い方の説明や注意事項などを聞き、生活班に分かれ作業開始。
   
 足踏み脱穀機を使って   千歯こきを使って
左:「足踏み脱穀機」−足元の板を踏んで中の筒を回転させ、稲をあてて籾と藁に分けます。  
右:「千歯扱き」−足踏み脱穀機で取れなかった籾を取り出します。

脱穀が3分の2程度を終えた頃に、小雨が降り出しました。作業を一旦中断し、今度は
地元農家さんにお借りした「ハーベスター」の機械を使うことになりました。
この機械の中には、「足踏み脱穀機」から「唐箕」までの工程が全て入っているため、
実際にエンジンをかけて機械の中に稲束を入れると、あっという間に脱穀されていき
ました。子ども達は、大きな音を立てながら、袋に次々と籾が入っていく様子を見て、
「やっぱり機械はすごいね〜」と驚いていました。

今年はこれだけ収穫できました
学園の農作業で、昔の機具を使って脱穀の体験をする理由は、昔の人の苦労を知ると
同時に、食卓に当たり前のように出てくるお米が、どれだけの苦労があるのかを実感
するためでもあります。子ども達はこの半年間の農作業を手作業で体験することで、
子ども達なりに何かを感じ取ってくれたことでしょう。















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