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やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

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GW中に親子行事がありました。


子ども達はそれぞれの農家で約2週間過ごし、5月2日(土)、全員が元気に
センターへ帰ってきました。
この日から4日までの大型連休中に『親子行事』がありました。

センター前庭から見えるカラマツ林

針葉樹の代表であるカラマツは、今、芽吹いて黄緑や濃い緑の新緑が美しい時期。
信州は一年でもっともさわやかな季節を迎えています。

子ども達がセンター入りした2日の午後に、保護者が来園され、
3日は『親子山菜採り』、『農家訪問』、4日は『親子味噌仕込み』を行いました。

5月2日(土)田起こし
午後、学園のバスで、保護者の方が八坂・美麻めぐりをしている間、子ども達は
センターの田んぼを起こしました。カチカチの土で大変でしたが、汗をかきながら
鍬を振って耕しました。

カチカチの土でした

中学生は田んぼの周囲にある畦(あぜ)を整備したり、専用のシートを張って、
水漏れを防ぎました。

5月3日(日)親子山菜採り

山菜コースは、『真面目に山菜を探す班』、『のんびりと自然観察がしたい班』、
『山菜よりも冒険がしたい班』などがあり、家族ごとで分かれました。
メインは山菜採りなのですが、それ以外の班を選んだ親子が大勢いました・・・。
出発前に、指導者から山菜の見本を提示しながらの説明があり、みんなで山菜の
勉強をしました。山菜の名前や特徴を頭に入れていざ、出発!

山菜の説明をする理事長

数時間後、それぞれの班がセンターに戻ってきました。連休前からセンター周辺では
森林保護のため木々が伐採されていたので、山菜が採れるか心配していたのですが、
お目当てのタラノメ、コシアブラ、ウドはもちろん、ゴマナ、ノビル、ヨモギ、モミジガサ、
ワラビなどなど、多種類の山菜がたくさん集まりました。

山菜を仕分け、きれいに洗って天ぷらにしました。茹でたうどんの上に、揚げたての
天ぷらを乗せて食べました。

天ぷらを揚げています  揚げたてが美味い!

この日は一日好天に恵まれ、気持ちよく歩いた後に、春の味覚を楽しむことが出来ました。

5月4日(月)親子味噌仕込み

4月18日に子ども達が作った味噌玉を、麹や塩と混ぜ合わせて、樽に漬け込みました。

味噌玉についた汚れやほこりをタワシを使って洗い流しました。↓
味噌玉を洗います

シートの上で、水洗いした味噌玉をハンマーで潰しました。↓
ハンマーで味噌玉を潰します

味噌作りに欠かすことのできない “塩”と麹”を混ぜました。↓
麹と塩を混ぜています

潰した味噌玉と麹と塩に水を混ぜて漬け込みました。170kgの大豆と140kgの麹、
88kgの塩を混ぜ合わせ、合計10樽分の味噌が出来上がりました。
樽に仕込みました

2年後、今回作った味噌がどんな味になるのか・・・。楽しみに待つことにしましょう。

入園後、久々に再会した親子が、晴天で清々しい青空のもと、3日間にわたって
一緒に活動しました。















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