八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記
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自分のことは自分でできるように・・・
2009年04月16日
入園して農家にホームスティするまでの約2週間は、頻繁に基本的生活習慣の
ミーティングがあります。この生活習慣(起床、洗顔、食事の仕方・後片付け、
排便の仕方、掃除のやり方、挨拶など)を身につけなければ、これから1年間、
お互いが気持ちよく生活ができません。
新入園生にとれば、ただでさえ毎日忙しく、新しい生活に慣れるのが大変ですが、
「2層式の洗濯機が回っているのを見たり待つのが楽しい!」「家では料理をさせ
てもらえなかったから、配膳の手伝いができて嬉しい!」と新しい生活が新鮮に
感じている子もいます。しかし、大半の子ども達は「衣類を洗濯して干す」ことや
「整理整頓をする」が日々の課題になっています・・・。
↑配膳手伝いは「やるべきことをやった人」が条件。只今、ゼリーを型から取り出し中!
ある晩に箱膳体験をしました。『箱膳』は一昔前のちゃぶ台以前に使われていた食事
の道具(いわゆる「御膳」)のこと。テーブルよりも低い御膳は、正座をすると肘もつけ
られず、犬食いにならないため、自然に姿勢や食事のマナーが正されます。基本的
生活習慣の食事マナーを身につける意味で行いました。
ほとんどの子が、背筋を伸ばして姿勢良くいただくことができていましたが、お箸が
上手く使えない子は、おかずを掴むのに苦労していました。
ちなみに、今夜のおかずで、お浸しの「くきたち」(野沢菜が生長したもの)と煮物の
寒干大根は、昨年度の子ども達が作ったものでした。