八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記
野沢菜漬けと冬囲い
2008年11月25日
11月23日、野沢菜漬けと冬囲いをしました。例年、この時期に収穫と漬け込みをするのですが、今年は早く雪が降り始めたので、この日は、予め雪で傷む前に収穫してあった野沢菜を洗って漬ける作業のみ行いました。また、あわせて大根の冬囲いと干し柿作りも行いました。
今年は雪降りが早かったので、地元の農家の方が、野沢菜が雪で傷む前に、私たちのために事前に収穫してくださっていました。本来ならば、畑で収穫をし、それをセンターに持ってきて洗い、漬け込むのですが、今回は洗い以降の作業を行いました。
この日は、他にも大根の冬囲いをしました。これは雪国に暮らす人たちの生活の知恵。畑に穴を掘り、そこに大根をぎっしりと詰めていきます。その上に、動物の被害を防ぐために藁や杉葉を被せ、最後に土で覆います。外気がどれだけ低くなっても地中は氷点下にはならないので、こうすると大根が長期間保存出来るというわけです。
同日、干し柿作りもしました。いつもは、皮を剥いて吊るす一般的な干し柿しか作りませんが、今年は輪切り干しも作ってみました。皮ごと輪切りにして、雨に当たらない場所で外気にさらすというもの。いわゆる「ドライフルーツ」です。
野沢菜、大根、柿。どれも冬の間、食卓で活躍してくれることでしょう。