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やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

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前代未聞の稲刈り!?


 9月23日学園の田の稲刈りに続き、27日にもOB保護者の棚田の稲刈りをしました。
 何とも不運なことに、どちらも前日に大雨が降ってしまい、圃場は泥だらけ。本来ならば、乾いて固くなった田の中でスイスイと進むはずの作業が、まるで代かきのように足をとられ、終始悪戦苦闘。こんな稲刈りは初めてでした・・・。

 23日は、学園の田の稲刈り。水たまりとぬかるみだらけの田に入って、すべて手作業で稲を刈りました。稲刈り鎌を手に、ザクッ、ザクッと刈っていきます。両手で束ねられる量に揃え、中学生たちが中心に藁で束ねていきます。本当は、圃場の中ではざ掛け(刈った稲を棒に掛けて天日干しすること)したかったのですが、あまりにぬかるみがひどかったので、結束した稲を一段上の空き地にわざわざ運ぶことにしました。作業が終わってみれば皆泥だらけ。でも、苦労した分、達成感いっぱいでした。さらに、お腹ペコペコでいただいた昼食のおいしかったこと!この後の洗濯が大変だったことは、言うまでもありません・・・。

 27日は、OB保護者の棚田の稲刈り。何と、この前日にも激しい降雨にたたられてしまいました。
 稲刈りの作業は、数ある棚田の作業の中でも、一番の大仕事。地元協力者、OB保護者、修園生、近隣の農家の学園生有志等、総勢26名での作業となりました。
 本当は、出来るだけバインダー(稲を刈り取って束ねる農機)を活用したかったのですが、今年度はイノシシによる被害で圃場のかなりの部分が荒らされてしまったことと、前日の降雨によるひどいぬかるみのため、大部分を手で刈りました。それでも、これだけの人手があったので、9時から始めた7枚の田の稲刈りは、4時までにすべて終わらせることが出来ました。
 夜は、例によって、地元協力者の皆さんとの楽しい宴。夜遅くまで「棚田談義」に花が咲きました。















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