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やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

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八坂の切久保集落のお祭り


 この地域では、四季折々のお祭りがしっかりと継承されています。中でも、秋祭りはもっとも盛大に行われています。9月6日から7日にかけて、センターの属する切久保集落の秋祭りが行われました。
 土曜日の朝、集落内数箇所に高い幟(のぼり)を立て、お宮で榊や供物の準備をし、夕方からは夜祭りを行います。この夜祭りには集落内外から大勢の人たちが集まります。
 日曜日の午後には、お宮で神事が行われます。

 土曜日の夜祭りには、金魚すくい、おもちゃ、おでんなど、5軒ほどの屋台が出店します。また、舞台では、大町の芸人さんたちが歌や踊りを披露し、くじ引きの景品発表になると、会場は大盛り上がり。この“レトロ”な夜祭りを、小さい子どもたちからお年寄りまで、とても楽しみにしているのです。子どもたちが金魚すくいやおもちゃの前に並ぶ姿は、何とも微笑ましいもの。また、普段は町に出ている人たちも集い、このお祭りがまたとない交流・親交の機会ともなっていることが分かります。

 日曜日の午後には、神楽を大八車に乗せて集落内を引きながら、お囃子を演奏します。お宮に着くと、拝殿で神事がなされ、神前で獅子舞が奉納されます。このお囃子と獅子舞、伝統文化を絶やすまいと若連の人たちが継承に努めています。

 いまどき、こんなほのぼのとしたお祭りは、なかなか見受けられなくなってきました。この切久保のお祭り、いつまでも引き継いでいって欲しいものです。















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