『大人になった私の個人体験 - 銀の馬車道を歩く - 』
山村留学指導員 水落碧衣
収穫祭を終え、心身共にゆとりができる3学期。子どもたちは各個人でやりたいことに精力的に取り組んでいる。そんな姿に刺激を受け、「自分も何かやり遂げてみたい」と思うようになった。
私は過去の留学生活で、個人体験(当時は個人研究と呼ばれていた)を5回経験しているが、手先を使った細かい作業が多かった。「体全体を使った体験をしたい」「大人になった己の限界に挑戦したい」という二つの動機から、私は"銀の馬車道"に着目した。
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「時には本音で...」
山村留学指導員 邑上貴厚
2020年の幕開けから少し経った1月5日、神河やまびこ学園の3学期が始まった。
今年度の冬は日本全国、雪不足に喘あえいでいると聞いているが、こちらも例外ではないようだ。
『自由活動』
山村留学指導員 水落 碧衣
四月から十一月までの約半年間の山村留学生活で得たことを「心の収穫」として発表した収穫祭。
大きな会場で、たくさんの観客に見守られながらの発表は、子どもたちに大きな達成感と自信をもたらせた。しかし、私はひとつの不安を抱いていた。毎年収穫祭が終わるとなんとなく中だるみしてしまい、生活に張りがなくなってしまっているなぁ、と感じていたからだ。残りの留学生活を "消化する"ような過ごし方から何が得られるというのだろうか。
「半年を振り返る」
山村留学指導員 邑上貴厚
朝晩の気温が10度を下回るようになった今日この頃。木々の葉の紅葉も、色づきが一層鮮やかになり、秋の深まりを感じさせる風景が眼前に広がる。
『イナゴブーム到来』
山村留学指導員 水落碧衣
「あおいさん、イナゴを食べてみたいです!」。イナゴで大きく膨らんだ軍手を手に、一人の子どもが私のもとへやってきた。以前私が子どもたちに「虫は食べるとおいしいんだよ」と言ったことを覚えてくれていたらしい。
「話すこと・聞くこと」
山村留学指導員 邑上貴厚
学園での毎日の生活の中で、心休まる団欒の時といえば、やはり食事の時と言えるだろう。
皆が食堂へとつどい、ワイワイと話をしながら、料理を口へと運び、楽しい時間が流れていく。
おいしい算数
山村留学指導員 水落碧衣
午後三時のおやつ。他の子どもにとっては当たり前のように食べているかもしれないが、食べる回数が少ない山村留学生にとっては宝石のようなもの。
「外へ......」
山村留学指導員 邑上貴厚
今年度、神河やまびこ学園では、学校から帰ってきてからの時間を有効活用しようということで今までの生活の流れを大きく入れ替えることにした。
『0から1をつくりだす』
山村留学指導員 水落碧衣
活動写真を整理していたら、とある動画ファイルが見つかった。開いてみると、道端に生えていたヘビイチゴの実をおそるおそる口に運び、あまりの不味(まず)さに悶絶する男の子たちの姿が収められていた。
「作業の中から見えたもの」
山村留学指導員 邑上貴厚
新年度が始まって、1ヶ月近くが経った。4月は寒い日が続いた神河でも、ようやく春らしい暖かな日々が続いている。
神河やまびこ学園は今年度で13期目となる。今年は12名の定員に対し11名の小学生が、共に生活をしている。