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関わり合い
三瓶こだま学園
山村留学指導員 稲井祐介
コロナによって近年行われなくなっていたことの一つに、様々な懇親会があります。学園生の保護者と北三瓶地域の保護者の懇親会もその一つです。普段、なかなか顔を合わせることが少ないからこそ、こうした機会は貴重なので、今年度はPTAの方々と相談し、それを復活させることにしました。
十月に、もともと学園の親子行事として計画していたそば打ちの活動を、地元のPTAからも参加者を募って行いました。すると、子どもや保護者だけでなく、学校の先生も数名参加し、総勢40名以上での活動となりました。講師には、三瓶山を挟んで向かい側にある地域の方をお招きし、三瓶在来種の十割そばを打たせていただきました。夕食には自分たちが打ったそばをいただき、三瓶そばの味や香りを十分に堪能することができました。
また夕食後には、大人と子どもに分かれて、大人は懇親会を、子どもたちは花火をしました。懇親会では、お酒を酌み交わしながら、子どもたちのこと、学校のこと、北三瓶地域のことなどに対する保護者の気持ちなどを語り合うことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。子どもたちは、夜だけ参加の子も加わり、小1から中3までの全校児童生徒の8割がセンターに集合。上級生が上手に下級生のサポートをし、安全に気をつけて花火をしながら、みんなで非日常の夜を楽しんでいました。
膝を突き合わせて語り合ったり、非日常のワクワクを共有したりすることで、また一つ関係を深めることができたのではなかと思います。こうした関りを、これからもたくさん作っていきたいと思います。
写真:そば粉十割のそば打ち