子どもに伝える大変さ
山村留学指導員 林穣
4月から八坂美麻学園で勤めている。幼少期から自然が好きだったため、自然の中で働き、心鎮まる生活が送れることを嬉しく思う。
懐かしい子たちとの再会
山村留学指導員 戸田佐和子
この二か月、不思議と「○月○日頃、売木に行きたいと思ってるんだけど、センターにいる?」という修園生のメールが多かった。山村留学していた時期はまちまち。そのうち、最も後に当時小学校中学年だった子が修園してから約二十年経っているので、最年少でも三十路、他は三十代を生きている。
大掃除
山村留学指導員 伊藤僚
7月7日の七夕の日、大岡ひじり学園では、学期に一度の大掃除がありました。
1学期みんなが生活したセンターをきれいにすることを目標に、学園生たちは朝から1時間半ほどかけて自分たちの寝室の掃除をした後、夕方までは全館掃除を行いました。
山留生らしい場面
山村留学指導員 浅平泰地
日々の暮らしのなかで学園生を見ていると、山留生らしいな、と感じる場面が時折ある。特に野外でのモノづくりに熱中する姿や自然に対する姿勢は、これでこそ山留生! と思わずにはいられない。そのような姿に触れると、こちらも何とも言えず嬉しくてたまらない気持ちになるものだ。これまで一学期に目に留まった山留生の姿をいくつか紹介したい。
「好奇心」
山村留学指導員 村田宗一郎
「見て見て!大きいクワガタがいるよ!」みなかみのキャンプ場で子ども達が喜んでいた。そこにある指導員がやってきて、クワガタを捕まえ、「これは深い山と書いてミヤマクワガタというんだよ。森の深い山にしかいないんだ。」と説明を始めた。あっという間に十人ほどの子どもが集まり、楽しそうに説明を聞いていた。その瞬間、子ども達が何かに興味を持ち、実際に触れ、新しい知識を得ていたすばらしい瞬間だと感じた。
「地図を広げる」
山村留学指導員 山口楓雅
とある留学生が一枚のプリントを持ち帰ってきた。「とやまみんなの地図作品展」のパンフレットだ。周辺地域の姿を観察・調査し、それらを「地図」として表現することにより、地図や地域に対する関心を深めることがコンセプトらしい。非常に興味をそそられる。過去の入賞作品をみてみると「立山登山頂上アタックマップ」「富山県水力発電所MAP」など、私の琴線に触れる作品が次々と目につく。