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「海なし県」の海洋体験

売木学園センター長 市川太郎

 みなさんご存じのとおり長野県は「海なし県」です。今年の夏休みに私の娘に「スイミングスクールに通い、泳げるようになったから海で泳いでみたい」と言われてハッとしました。私自身は兵庫県の瀬戸内育ちのため毎年、海水浴に行ったり、潮干狩りで海に行ったりすることは当たり前の環境でした。長女は生まれて間もなく売木村に引っ越してきたし、下の二人の兄弟は長野県生まれなので考えてみたら海水浴どころか海に連れて行ったこともほとんどないことに気が付きました。そのため、この夏休みに三重県まで海水浴に連れて行ってきました。子供たちは初めて海で泳ぎ、海の水は塩からいことや海には波があるということを体験し、驚いた様子でした。

 学園の活動では毎年、海のない長野県ですが海洋体験として諏訪湖でヨットやカヌーの体験を一回だけですがしています。諏訪湖で海洋体験をすることによって村内の川ではなかなか感じることのできない風向きのちょっとした変化を体で感じとったり、水辺での事故や危険についても学んだりすることができます。これらのことは学園生はもとより希望者のみですが一緒に参加する地元の子どもたちにとっても非常に大事なことだと思います。
 今年度も売木学園では六月に諏訪湖で海洋体験を行いました。あいにくその日は悪天候のためハーバーの中だけでの体験になってしまい不完全燃焼で終わってしまいました。そのため後日に上伊那にある農業用貯水池で開催された体験会に参加してヨットやSUPを体験してきました。

2023-09-P17-1「カヌー体験」.jpgのサムネイル画像写真:カヌー体験

2023-09-P17-2「ヨット体験」.jpg写真:ヨット体験

2023-09-P17-3「SUP体験」.jpg写真:SUP体験















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