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指導者だより 月別アーカイブ(2023年2月)

雪の中での自然観察


山村留学指導員 寺崎成希

 雪が降り積もった冬の時期は、冬山用の登山靴にアイゼンを装着して山の中を歩くのが楽しみの一つだ。急な斜面を直登したり、斜面を横切る様に歩いてみたりと山の中を縦横無尽に歩き回る。夏場は草木が生い茂り、なかなか自由に歩き回ることができないため、冬の山の中はいつもとは違った視点から自然を観察できるため面白い。その中での大きな楽しみは、動物の足跡の観察だ。冬は雪面に動物たちの足跡が残るため観察にはもってこいの環境となる。シカ、イノシシ、ウサギ、キツネ、ウサギなど様々な動物たちの足跡を見つけることが出来るし、動物たちの歩いたところと同じ道を辿(たど)ってみるのも、自分が動物になった感覚になり楽しく、時間を忘れてしまうほど。

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上達したい気持ち


山村留学指導員 戸田佐和子

 一月半ば、学園生たちを連れて岐阜県にある屋外四百mスピードスケートリンクに活動しに行った。
 売木村では、毎冬小学校裏に整備される県内最南端の伝統の田んぼリンクで小学生がスケート授業に取り組んでいる。そんな地域色の強い活動を中学生(の山留生)にも体験させたく、今冬も決行。

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「始まりのリュック」


山村留学指導員 横山みのり

 冬の初め、北アルプスも雪化粧を始めたころ、横浜の実家に帰省したとき、母が古びた箱を持ってきた。「今のあなたに必要なものが入っているよ。」早速箱を開いてみると、中にはリュックが入っていた。それは私が育てる会の短期留学に参加した際に使っていたものだった。「何度も引っ越しをしたのに、よく残ってたねぇ。」私は久しぶりにその深緑色を手に取った。よくよく見てみると、赤い色で育てる会のマークが書いてあり、当時の記憶がだんだんとよみがえってきた。

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「短期の醍醐味」


山村留学指導員 浅平泰地

 先日、三瓶こだま学園では数年ぶりとなる短期山村留学の活動が行われた。コロナ禍によって制限されてきたものがようやく、元のかたちに戻りつつある。

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「歩いて下校する中学生」


山村留学指導員 今野公彦

 冬休みが終わり、くらぶち英語村に賑(にぎ)やかな子どもたちの声が戻ってきた。休暇中の楽しかった思い出を生き生きと話す子どもたちの姿を見て、それぞれが有意義な時間を過ごしたのだろう、と想像してとても嬉しくなった。

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冬の山道から


山村留学指導員 松浦実穂

 一月二十一日。今季二回目のクロスカントリースキーの活動は、気持ちの良い晴天に恵まれた。新雪が残る山道はきらきらと明るく、子どもたちの表情も弾む。

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