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売木学園四十周年

売木学園学園長 飛矢崎和芳

 昭和五八年にスタートした山村留学売木学園は今年四十周年を迎えました。十二月三日には三一期から四十期生と保護者の皆さん、来賓の皆様をお迎えして、この頃にしては盛大に記念式典を開催することができました。

 育てる会の運営から村が引き継いで十年。とはいえ指導員を派遣していただくなど、以前と変わらぬご支援に感謝申し上げます。売木学園の運営には農家さんの存在も欠かせません。長年にわたり受け入れてくださっている農家さんには感謝しかありません。今回は保護者会の皆さんが計画してくださって懇親会までできました。それぞれお世話になった農家さんと久しぶりの対面ができ、近況報告や思い出話に花が咲いていました。

 式典終了後には修園生が太鼓を演奏してくれました。四十期生の太鼓を聞いて血が騒いだのでしょう。体で覚えているとはいえ、一生懸命たたく生き生きとした姿に感動しました。きっと太鼓だけではなく、学園生活そのものを覚えていて「生きる力」のもとになっているのでしょう。

 この四十年で売木学園を巣立った皆さんは四百十四名を数えます。日本各地はもちろん、活躍の場を世界に広めている方もいます。いずれ売木村に錦を飾ってくれる修園生が現れることも期待していますが、これからも山村留学に関わってもらえることで、学園の発展と事業の成果が継続されるものと思います。四十年の間、山村留学売木学園に係わってくださったすべての皆さんに感謝とお礼を申し上げるとともに、これからもご支援くださるようお願いします。 urugi40th.jpg















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