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「モチベーション」
くらぶち英語村
山村留学指導員 コプカー
開村式から毎日忙しい生活を送り、いつの間にか秋も過ぎた。四月からずっと張り切ってやっていた農作業、収穫祭も全て終わった。
これから何にモチベーションを持てばいいのだろう、子どもにとって難しい課題である。
英語村の生活ではモチベーションが大切だ。日常生活、英語、そして体験活動にモチベーションを持ち、自分が最初に決めたゴールを達成すること、そして次のゴールを決めて成功させることが英語村の一つの礎になっている。
体験活動では、子ども達にとって楽しい作業もあれば、嫌でもやらなければならない作業もある。私は大変な活動は、ただ意味を説明するだけでは子ども達の心を動かせないかもしれないと気付いた。どうすれば楽しい活動と同じエネルギー量で様々な活動に取り組めるか、継続生の何人かを呼び、ミーティングを開いた。そこでスタッフの指示に気合を入れて返事することをお願いした。継続生たちは快く協力してくれて、大きな「YES!!」「OK!!」と返事をしてくれた。その姿を見て他の子ども達も盛り上がり、どんな作業も楽しく取り組めるようになった。その子ども達の姿に私は感動した。
その日以来、私が「モチベーションモード」と言うと子ども達は、いつでもすぐやる気いっぱいになってくれる。それが英語村の子ども達の魅力だと思っている
三学期になると、農作業などモチベーションが必要な活動が少なく感じられるかもしれないが、自分の事に集中できる時期でもある。地元に帰ったら何をやってみたいか、継続したらここで何に挑戦したいか、英語では英検だけでなく何を学びたいかなど、これからの目標を考えて、新しいモチベーションを生み出すことが大切である。残りの英語村での生活、将来の事を考えながら、日々を大切に過ごしてほしい。
私は子ども達がどんなモチベーションで残りの英語村での生活を過ごすのか、毎日を楽しみにしている。