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収穫祭

指導員補助 加藤舞

 十一月十九日に売木学園最大イベントの一つ、「収穫祭」を開催しました。
収穫祭とは、農作物の収穫を祝い、自然の恵みに感謝するとともに、約七か月の間に一人一人が収穫・体験した様々なことを発表し、お世話になっている方々に感謝の気持ちを表す場です。約七か月を振り返り、成長したことやこれからの課題を見つけ、自分自身を見つめ直します。

 発表は、農事暦、心の収穫作文、個人体験、全体体験(太鼓)の四つ。子どもたちがその中で特に準備に時間をかけたのが、個人体験です。
 二学期に入ってから、センター生活中でも農家生活中でも空いた時間を見つけては個人体験活動を行いました。テーマがなかなか決まらない子、決まっても行動に移せない子、途中でテーマを変えた子などがいて、収穫祭でしっかり発表できるのか、見ている私はハラハラしていました。個人体験だけでなく、太鼓の練習、農事発表の文や絵の準備、ステージバック作製など、収穫祭に向けた準備は山ほどあります。役割を分担し、皆で協力して収穫祭の準備をしていました。
 そして当日、家族や受け入れ農家さん、学校の先生方がいらっしゃり、子どもたちは朝から緊張な面持ちでした。
 農事発表、心の収穫作文の発表が終わり、いよいよ個人体験の発表。広い室内なので、後ろの方の人まで声を届かせるためには大声を出さなければなりません。子どもたちは皆大きな声で、たまに笑いも入れつつ、無事発表することができました。四月に行った「農家対面のつどい」で緊張して泣いてしまった子が、収穫祭ではしっかり発表できたことは、約七か月で成長した証だと思いました。
 修園まで残り四か月。まだまだ成長していく子どもたちに期待しています。















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