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愛知大学と売木村

指導員補助 加藤舞

 私は、愛知大学地域政策学部の四年生です。大学の講義(ゼミ)で売木村のことを知り、ゼミ内の調査として売木村を訪れた際に魅了され、売木学園にお世話になることになりました。愛知大学と売木村には強い繋がりがあります。
 そこでここでは、愛知大学と売木村についてご紹介します。

 愛知大学は名古屋校舎と豊橋校舎、車道校舎の三つに分かれていて、二〇一一年には「地域」に焦点を合わせた学問教育体系をもつ地域政策学部を、豊橋校舎に設置しました。「地域を見つめ、地域を活かす」をモットーに、数多くの地方自治体等と連携を結んでいます。また、愛知・静岡・長野の県境(三遠南信)地域を対象とした地域政策研究機関として、二〇〇四年に三遠南信地域連携研究センターを設立しました。
 そして、連携を結んでいる地方自治体の一つが売木村です。
 平成二八年から連携を結んで早七年。愛知大学三遠南信地域連携研究センター・うるぎ分室が売木村役場内に開設され、ここを拠点として、毎年共同事業を実施しています。例えば、秀でた技術をもった村の方を紹介した冊子の作成(『うる名人』)、空き家調査、巨大五平餅の発案等です。私は三年次に共住ガイドブック(『うるぎで一緒に暮らすんだに』)を作成しました。移住する際に活用してもらうために、または村のみなさんに改めて村を知っていただくために、村のルールやイベント等を一冊の冊子にまとめました。
 大学と村の連携は、村のみなさんの理解あってこその活動だと思っています。共同事業に必要不可欠な、調査の協力や食事・宿泊地の提供等、この連携が村にとってどこまで力になれているかはわかりませんが、学生にとっては貴重な経験となっています。
 卒業論文で売木村のことを取り上げたり、私のように売木村で就職したりする学生もちらほらいます。今後もこのような学生が増えていくことでしょう。















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