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地域の支え
三瓶こだま学園
山村留学指導員 稲井祐介
大田市の山村留学には、大勢の方々が関わってくださり、様々なところで協力や応援をしてくださっています。
毎年、六月の上旬には、PTAの活動で、主に学園生が登下校で歩く通学路の草刈りをしてくださっています。これには、学校の先生や地元の保護者はもちろん、受け入れ農家さんも参加しています。また、大田市の山村留学を支援する、北三瓶山村留学推進委員会という任意団体では、子どもたちが活動で利用するフィールドの草刈りを行ってくださったり、会合の際にたまたまセンター周辺の草が伸びていることに気付いた方が音頭を取って、自主的に草刈りを行ってくださることもあります。
北三瓶の地域以外でも、子どもたちが活動を行う際に指導やサポートに来てくださる方はたくさんいますし、活動に出かけた先の方々にもお世話になっています。夏場の活動では海浜に行くことが多く、その地域の方に車を止めるスペースをお借りしたり、自治会館をお借りしたり、海水浴をした後に水浴びができるように川の水を引いてくださったり、キャンプをする時のために照明を付けてくださったりと、本当に感謝しきりです。そんな地域の方々のために、少しでも恩返しができたらと、ある地区の海岸清掃には毎年学園生も参加させていただいています。
見えないところで、本当に多くの方々がセンターを支えてくださっていることを、我々指導員は学園生にしっかりと伝える必要がありますし、学園生にはこうして活動できることが当たり前ではなく、有難いことなんだと感謝の気持ちを持ってほしいと思います。これからも地域との関りを大切にして、誰からも応援されるような山村留学センターでありたいと思います。