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半年間の積み重ね

山村留学指導員 伊藤僚

 4月の入園から半年が過ぎ、10月の大岡は秋の農繁期を迎えています。

 学園での農作業は、労働体験・農村文化体験として昔ながらの手作業を多く取り入れているので、なんといっても学園生同士みんなで協力することが欠かせません。学園では春からたくさんの農作業を行ってきましたが、入園して間もない頃に行った田起こし活動や畑の肥料まき活動などは、継続園生が新入園生をリードする形で、「ここをスコップで起こすんだよ。」「集中してやろう!」と声をかけてなんとか進めていました。

 そこから半年後の10月に行った親子薪割り活動でのこと。新入園生の中に、誰に言われるでもなく、まさかりで薪を割る子に丸太を持ってきて薪割り台に乗せたり、倒れた薪を起こしてお手伝いをする子の姿がありました。また、親子稲刈り活動では、「どこか手伝う所はあるかな?」と全体を見て動く子の姿があるなど、学園生たちの働きぶりを見た保護者の皆さんは「自分から動く姿に、驚きました!」と、口々に言っていました。みんなで集中して作業に取り組み、どちらの作業も予定よりだいぶ早く終えることができました。

 学園生たちは、半年間の日々を重ねるうちに、継続園生も新入園生も垣根なく「25期生」として過ごし、農作業のみならず様々な活動に向かっています。

 また、収穫祭に向けて、学園生たちは個人体験、太鼓、踊り、劇の練習と、とても忙しくしています。半年間の日々の体験を土台に、みんなで作り上げる収穫祭を目指して、「14歩?最高の仲間とあゆむ道?」をスローガンに、地域の皆さんに成長した姿を見てもらえるように、日々準備を進めています。

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