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『二学期を迎えて』
大岡ひじり学園
山村留学指導員 伊藤僚
観測史上稀にみる多雨となった今年の梅雨。かと思えば七月は雨が無く「早くお湿りが欲しい」と会う人誰もが言うほど晴れ続き、お盆前には集中豪雨で県内各地に土砂災害があり、育てる会が船舶活動を行っている諏訪湖が氾濫し艇庫が被災する等。
天候に悩まされ続けた夏も終わり、二学期がやってきた。
お盆明けの八月十八日。学園生たちは元気にセンターに集合し、二学期の山村留学の生活をスタートさせた。学園生たちは「畑、どうなってるかな!?」と、早速自分の畑の様子を見に行き、草取り、収穫、追肥をする姿があった。「○○の雑草畑(草ぼうぼうになった畑のこと)、みんなできれいにしておいたよ!」と、張り切って他の子の畑作業までする子もいた。
また、コロナ対策で、部屋を分けたり、大広間で間隔を取って食事をしたりという絵面も、日常の風景になった。こればかりは、割り切ってやるしかない。と子どもたちに言うまでもなく、帰ってきたら「手洗いしよう!」と、小学生の子がみんなに呼びかける姿もある。
二学期の一大イベントといえば、十一月の収穫祭だ。これに向けて、二十五期生全員でさまざまな取り組みをしていく。一学期から投げかけをしている個人体験は、ほとんどの子がテーマを決めて取り組み始めている。また、学園生有志で組織する収穫祭実行委員会の話合いの姿や、新しい太鼓・踊り・三線に挑戦する子の姿などもある。
二学期を迎えて、一学期よりもより一層、目的意識を強く持って生活や活動に取り組み、その集大成として「二十五期生の収穫祭はこれだ!」と後に振り返れるような時間を過ごして欲しいと願う。