生き生きと
山村留学指導員 寺崎成希
雨が降っては晴れてみたりを繰り返し、はっきりとしない天気が続き憂鬱な気持ちになる嫌な梅雨の時期。それも手伝ってか、子どもたちの表情もどこか暗く、愚痴や不満を口にする場面を目にすることが増えたように思います。
やりっぱなし
山村留学指導員 戸田佐和子
五月中旬、学園の食堂や厨房・トイレの手洗いの蛇口が、吐水口(とすいこう)に手を近づけると水が出る自動水栓に変わった。新型コロナウイルスの接触感染を予防するためだ。非接触で、より衛生的に手洗いを行え、必要な時だけ水を出し自動的に止まるので、節水効果も高い。使用後の閉め忘れがなくなり、「誰?トイレの手洗いの水を出しっぱなしにしていたのは!」と私が声を荒らげることはなくなった。
「畑の体験」
山村留学指導員 伊藤僚
大岡ひじり学園の畑作の体験は、「土づくりから、自分の口に入るまで」を合言葉に、子どもたちは、自分の畑の領地を貰い、それを春から秋まで自分で管理する「一人一畝百姓」の活動を行なっている。
ミクロのススメ
山村留学指導員 齊藤夏海
最初の緊急事態宣言が発令された当時、マンションの部屋で缶詰め状態だという報道を多く目にしました。
私自身も東京にいた頃は、休みは必ずといっていいほど出かけていたので、都会の生活で外に出られないというのが、どれほどのストレスかよくわかりました。
関わり
山村留学指導員 有坂亮祐
前号(通巻第635号)で、人のために尽くすことの大切さを知ったことについて書きました。今回はその続きの話になります。
「共有すること」
山村留学指導員 江田静香
英語村は今年で四年目を迎えた。試行錯誤を重ねながら、ようやく『くらぶち英語村』というカタチになってきたように思う。
ここは全寮制ということもあり、指導員の働き方は人によってさまざまだ。今年度から、平日の生活をサポートする担当と週末の活動を先導する担当に分けることになった。同じ曜日、時間帯に同じ指導員がいることで、日々変化する子ども達の様子をタイムリーで追うことができる。彼らの心の安定と、週末活動の質を向上させることを目的としている。
「秘めた力の顕在」
山村留学指導員 山本将寛
太陽の日差しも暑さも、ますます厳しくなってきた。夏本番を感じる頃だが、話は暑さと涼しさ入り混じる五月に遡る。
五月初旬、センターで大運動会が開催された。通称「大運会」(留学生が大運動会を大運会と書き間違えたところから、そのように呼ぶこととなった。オリジナル性があり、留学生も指導員もこの言葉が非常に気に入っている)。