「四季の移ろいとともに」
山村留学指導員 赤坂隆宏
ここ八坂で長期山村留学が始まって46回目の春を迎えた。八坂46期・美麻30期となる今期は、31名の学園生が集った。
三十九期スタート
山村留学指導員 戸田佐和子
四月五日、三十九期生十二名の山村留学生活は順調にスタート。全国的に早かった桜の開花、売木学園生たちは、他の花々も一斉に咲いたまさに春爛漫の通学路を歩き、初めての週末には、桜が見頃な中、歩いて村めぐりができた。学園生等の来村を歓迎してくれているかの様に感じた。
また、継続生が早くから、山菜を目ざとく見つけ、採ってきたので食卓に上った。四月中旬に気温が下がり、採り時は、結果的に平年並みとなったが、興味ある自然の事象をそれとなく新入園生に教える継続生の姿は頼もしい。
「継続の意思」
山村留学指導員 伊藤僚
新年度を迎え、一か月。新入園生たちも生活リズムを覚えて、慣れからくる緩みが見られるほどになってきた。
最初の山場を越えた学園生たちだが、継続園生の「継続の意思」の強さが試される時でもある。
恵まれた環境
山村留学指導員 稲井祐介
四月、小学五年生から中学三年生までの十五名の子どもたちが、三瓶こだま学園十八期生として山村留学生活をスタートさせました。
まだまだコロナの影響もあり、子どもたちには入園前に抗原定量検査を受けてもらい、陰性確認ができた後、センターに来園してもらうなどの対応を取らざるを得ませんでしたが、「入園のつどい」は三瓶青少年交流の家の講堂で行うことで十分なソーシャルディスタンスを確保し、都市部からやって来た学園生の保護者にも参加していただくことができました。
大川赴任四年目
山村留学指導員 有坂亮祐
今年も大川ではミツマタの黄色の花が咲いた。
例年、大川村では新規に山村留学を始める子の割合が非常に少ない(継続生が多い)が、今年は半分近くが新規で留学を始める子たちだった。メンバーが変わり、留学センターの雰囲気も去年とは違ったものになる。どう違うか、と問われると、「落ち着いた」という言葉が真っ先に頭に浮かぶ。
「全員でゴールすること」
山村留学指導員 今野公彦
群馬の空っ風に乗って桜の花吹雪が舞う四月。今年の春は暖かく桜の開花が早い。今年度はどんな一年になるだろう、と胸が弾む。
英語村が始まって四年目、子ども、スタッフ、地域の方々と試行錯誤をしながら一歩一歩前に進んできた。昨年度はその中でも一つ大きな収穫があったと感じている。
「新たなる」
山村留学指導員 邑上貴厚
4月1日、私は富山県南砺市利賀村へと赴任した。
雪深い場所であると耳にしていたが、残雪は少ないように感じられた。雪解け水が、激しいうねりとなって流れる利賀川のほとりに建つ「スターフォレスト利賀」。
新たな山村留学、南砺利賀みらい留学長期コースがスタートする山村留学センターだ。