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「英語と私」
くらぶち英語村
山村留学指導員 大嶋 しおり
あるInternational staffから「最近、A子が英語を話すようになった、急にペラペラ話し出して、どこから来たのって感じ」「夕食のときも頑張って会話してる」とA子の英語の成長を聞いた。
英語村に来たときは、ほぼゼロの英語力だった。そこから英語の歌に興味をもち、週末の英語ダイアリーを丁寧に書き、少しずつ力を伸ばしてきた。International staffからは、次の課題はスピーキングだとアドバイスがあり、彼女は三学期にしっかり目標を持って戻ってきた。
「スピーキングは英語村でしかできないことだって分かった。Inter-national staffともっと話す」と強い意志を持った顔で言うので応援したいと心が動く。
私自身、英語村で指導員をしながら自分の英語の課題を日々感じる。たくさんのスタッフが働いているので、とにかくコミュニケーションが大切。宿直したスタッフから今朝の子どもの様子を聞いたり、学校から来る連絡を聞いたりするのは普段のことだが、そんないろいろな物事を、英語で、日本語で、情報共有する必要がある。
そこで、やはり英語を話すことが面倒になることはあるし、微妙な思いを英語でうまく伝えられないことは本当にたくさんある。英語村の留学生は週に二回のセルフスタディをこなし、英検にも果敢(かかん)に挑戦する。夕食では、今日あったことを英語で会話する。そんな留学生の姿から、英語に対して躊躇なんてしていられないと心を動かされる。やはり留学生の頑張る姿が一番私の活力に繋がる。
International staffに聞く。ここでのやりがいはどんなところに感じるか。一対一で教えるセルフスタディの時間は一人ひとりのやる気や成長があり、やりがいを感じるそうだ。何より留学生と一緒にいる時間、留学生が英語について聞いてきてくれる時だと言う。
そんな思いのスタッフと働けることはありがたいことだ。そして、私自身が英語といろいろな考え方をもっともっと学びたいと思う。