「足元を見つめて」
山村留学指導員 赤坂隆宏
コロナ禍で、今期自分に起きたプラスの変化の一つを書こうと思う。それは、「蝶」に夢中になったこと。今年、特別蝶がたくさん飛んでいたというわけではない。幼少期も宮城の田園地帯で育ち40歳を過ぎたこれまでも、蝶を特に目にしてこなかったわけでもない。
今年はとにかく蝶が気になり、図鑑を読みあさり、捕虫網を持って追いかけ、展翅して標本箱へ納めた。さらに、採集家の方のご指導を仰ぎ、食草を手に入れては周辺に移植し、集まる樹液や求める蜜の植物を調べて野山を探し歩き、見つけると網を持ってドキドキしながら待ち構え、人目を憚(はばか)らず子どもと共に網を振った。
じゃんけんを科学する?
山村留学指導員 高木 陽光
毎日楽しみにしている食事。デザートとして、リンゴやグレープフルーツが出た際、余りがでることがある。一人一個、というルールを叩き割って、そのおかわり分を手に入れる方法がある。
じゃんけん、である。
ジビエ料理
山村留学指導員 持山真
大岡の夜の道はナイトサファリです。タヌキにシカ、ウサギ、キツネ、ハクビシン、時々イノシシ。いろんな動物に出会います。特にシカは、車が来てライトで照らされても知らんぷりで、なかなか道をあけてくれません。
「決めるのは誰?」
山村留学指導員 邑上 貴厚
帰省していた子どもたちも無事に帰園し、2週間の自宅待機(センター待機)期間を経て、ようやく普通の(学校に通ったり、外で活動したりする事)生活に戻れた子どもたち。この時期になってくると、周りを見る余裕が出てくるのか、夜の勉強の時間や、風呂に入っているときなど、学園での生活について話をすることが増えてきたように感じる。
生きる力
山村留学指導員 有坂亮祐
留学生を見送ったあと、事務仕事を片付け、気分転換にドライブに出かけた。この時代なので、車から出ることはほとんどないドライブだが、運転している最中に見かけた白い蕾に目を奪われる。「まだ一月だというのに早すぎないか」と思った。それから一瞬遅れ、電撃が走るようにある花のことを思い出す。
「英語と私」
山村留学指導員 大嶋 しおり
あるInternational staffから「最近、A子が英語を話すようになった、急にペラペラ話し出して、どこから来たのって感じ」「夕食のときも頑張って会話してる」とA子の英語の成長を聞いた。
英語村に来たときは、ほぼゼロの英語力だった。そこから英語の歌に興味をもち、週末の英語ダイアリーを丁寧に書き、少しずつ力を伸ばしてきた。International staffからは、次の課題はスピーキングだとアドバイスがあり、彼女は三学期にしっかり目標を持って戻ってきた。