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『大岡大好きっ子』

山村留学指導員 青木高志

 新年、明けましておめでとうございます。
 年末に寒波が訪れ、例年になく大雪に見舞われた大岡は、センターの周りも一面の銀世界となりました。そんな中、学園生は思う存分雪遊びやスキーを堪能し、冬休みの帰省をしていきました。コロナ禍の中で、制約のある生活ではあるけれど、自然と戯れることのできる学園生は、本当に幸せだなと思います。

 学園では夏と冬に短期行事を実施していますが、毎回募集開始と共に、すぐに定員に達してキャンセル待ちになるほどの盛況ぶりでした。その中で何回か短期行事に参加をして、1年間の山村留学にチャレンジをする子、山村留学は難しいけれど、年長の頃からずっと参加をしている子、育てる会の他の学園の短期キャンプから渡り歩いて来る子、初めてネットで探して参加する子と、様々な子どもたちが集まります。
 今年の夏行事はコロナ禍の中で、早々に募集を取りやめ、活動中止の判断をしましたが、今回の冬行事に関しては、都市部の子どもたちに何とか自然体験の場を提供したいと考え、活動日程を短くしたり、参加定員を少なくしたりと、防疫対策を練ったうえで、募集を開始しました。当初は夏行事を中止したり、コロナ第3波の兆しがあったので、果たして参加申し込みがあるのか、とても不安を感じていました。しかし、いざ蓋を開けてみると、定員に少し満たない人数でしたが申込者があり、その名簿を見ていると、どの子も見覚えのある子ばかりの参加者で、きっと夏行事も中止だったので、1年ぶりの大岡での活動を、心待ちにしていたのだと、目頭が熱くなる思いでした。
 結局、冬行事も感染状況を考慮する中で中止となり、申し込みをしてくれた子どもたちにまたもや悲しい思いをさせてしまいました。こればかりはしょうがないことかもしれませんが夏に向けて、いつでも活動が再開できるよう、山々に響く子どもたちの歓声を夢見て、準備を進めていきたいと思います。















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