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指導者だより 月別アーカイブ(2020年12月)

歩くことに貪欲に


山村留学指導員 大山楽人

 収穫祭を終え、いつも以上に静かに感じる農家中のセンター。そして、八坂の景色もまた静かに冬を待っているように見える。
 二〇二〇年もあと一ヶ月。今年は、山村留学にとって大きな転機になっただろう。様々な制限に縛られる日々。当たり前にできていたことができないことへのもどかしさが子ども達から滲み出ている。

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個人体験の時間


山村留学指導員 高木陽光

 コロナ禍での収穫祭が無事に終わり、慌ただしかったセンターでの生活が元に戻った。太鼓や民舞、行ってきた農事の発表など、様々な内容がある中、学園生が、おそらく一番時間をかけたものが、個人体験発表に関することだろう。

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「しあわせだなぁ」


山村留学指導員 伊藤僚

 収穫祭本番を1週間前に控えた頃、子どもたちのモチベーションもいよいよ高まり、「大広間の掃除、声かけてやっちゃった方がいいよね!」「はやく食べ終わって、準備しないと」と、自分から生活の質を一段階も、二段階も上げて動く姿があった。

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「歩み寄るということ」


山村留学指導員 邑上貴厚

 大田市山村留学センターでは、11月14日の収穫祭以降、3月の修園の集いを迎えるまでの約4ヶ月間、地元の神楽団に教えていただきながら、「石見神楽」を体験することができる。地域の伝統文化の本物に触れられる貴重な体験である。
 しかしこの体験は必ずやるという活動にはしていない。子どもたちの希望を聞き、全員の希望があってはじめて、活動がスタートする。

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失敗経験


山村留学指導員 有坂亮祐

 木々の葉っぱが、いつの間にか無くなり、赤かった山々に茶色の部分が増え始めている。ここ最近は暖かく、冬のおとずれなど感じなかったが、木々はすでに冬の準備を終えようとしていた。
 大川村では、小中学校の学習発表会や村の文化祭が終わった。しかし、部活の大会やマラソン大会が残っている。留学生にとって、年末よりも十一月中旬からの行事ラッシュのほうがよっぽど忙しいのかもしれない。

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明日への活力


山村留学指導員 石川寿

 晩秋はあっという間に日が落ちる。すでに夕焼け空で辺りは暗くなり始めている。子ども達は「今日も行きたい」と指導員に声を掛け、そそくさとランドセルを片付け、英語村周辺の地域へと繰り出して行く。

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