失敗を糧に
山村留学指導員 大山楽人
夏休み明け、お互いの距離を意識し「なるべく一人でできる事」「密を避ける事」を、気を付けながら活動をしている。
そんな中、学園生全員でソロデイキャンプをした。ソロキャンプは、二人以上でやるキャンプと訳が違う。みんなでやるキャンプでは、継続生や班の仲間と相談し役割を分担しながらできるが、ソロでは全ての工程を自分で考え、動かなければならない。難易度は劇的に上がる。「考える力」「対応力」発想の「柔軟性」が必要となる。
運よく川遊び!
山村留学指導員 戸田佐和子
異例尽くしの一学期と夏休みの帰省を終え、学園生たちは二学期始業三日前に帰園。
例年にない休日ができ、八月下旬の週末も合わせると活動できる日が増えた格好に。売木村も残暑厳しかったが、新型コロナウイルス感染予防や熱中症対策を講じながら幾つかの体験活動を実施。
トウモロコシ笑顔の大収穫
山村留学指導員 持山 真
今年は学校へ行けない期間がたくさんあったので、子どもたちは例年より畑作業をこまめにしています。
厨房には毎日のように子どもたちの育てた野菜がやってくるので、毎食誰かの野菜が食卓に上っています。子どもの野菜を使った日はいつも「今日のピーマンは〇子のピーマンだよ」と紹介するようにしているので、いつ自分の野菜が出てくるか楽しみにしているようです。食に興味のある子は「このナス、揚げびたしにしてね!」とリクエスト付きで持ってくるようになりました。
「ヒマ?」
山村留学指導員 邑上貴厚
こだま学園の子どもたちは帰園から2週間の間、センターの敷地内のみで生活や活動を行うこととなっている。8月26日の始業式(オンラインでの)が始まるまで、学園内で暇(ひま)を持て余す子がちらほら見受けられたように思う。
学園の施設内で読書すらも飽きたというような「ヒマ〜」という声。その声を聴いた時、そんなことはないという気持ちと同時に彼らの言葉に共感した自分がいた。
休み明け
山村留学指導員 有坂亮祐
夏の終わりはいつも突然やってくる。夜、布団の上で横になっているとき、秋の虫が鳴いていることに気づく。いつから秋の虫が鳴き始めたのか、よく覚えていない。いつも、気づいたときには秋の足音が迫っている。非常に短い期間ではあるが、秋の音に耳を澄ませながら眠りにつくのが、この時期の大きな楽しみだ。
「静寂の食卓から得る学びとは」
山村留学指導員 浅平泰地
全員が同じ方向を向き黙々と箸を動かしている。静まり返った食卓。こんな様子がもう1週間ほど続いている。
くらぶち英語村で最も賑やかな時間のひとつは、間違いなく夕食のひと時だろう。いつも賑やかに、その日の出来事などたわいのないことを話す子どもたち。外国人STAFFの英語での質問にも難なく答える。食卓は英会話の実践の場としても貴重だ。しかし、時に、その賑やかさは度が過ぎる。