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スキルアップ
三瓶こだま学園
山村留学指導員 稲井祐介
山村留学指導員という仕事は、その内容を大きく3つに分けられます。子どもたちの基本的生活習慣の定着を図ったり、人との関わり方についての助言、学習の補助、悩み・相談等の【生活指導】、週末活動の準備や実施、振り返りも含めた【活動指導】、学園通信やフェイスブック、その他原稿などを書いて学園の様子を配信する広報や、金銭の管理等の【事務作業】。
細かく言えば、この3つに区別されない仕事もたくさんありますが、日常的に大きなウエイトを占めているのは、この3つ。なので、特にこれらの仕事については、日々の経験を積み重ね、また新しいことにチャレンジし、常々スキルアップを心がけています。
今年度、指導員が3人体制に戻り、様々な業務の分担ができるおかげで、時間の余裕が生まれ、以前からやってみたかったことに少しずつ取り組めるようになりました。少し大きくなったタケノコを使ってメンマを作ったり、梅を取らせていただけたので、梅シロップや梅干しを作ったり（私はお酒はあまり飲めないので、あえて梅酒は作らず）、何回もうどんを打って、分量の割合や茹で時間と、うどんのコシについて比べてみたり、コンブチャ（昆布茶ではありません）を作ったり......。また、昨年度は時間が足りず、すくも（藍の葉を発酵させたもの）を作ったところでストップしている藍染めも、今年度は完成させたいと考えています。
【活動指導】については、指導員が様々なことにチャレンジする姿を見せることで、子どもたちに刺激を与え、興味関心を持たせたり、また指導員の知識やスキルが向上すれば、その経験をもとに学園の活動の幅を広げ、質を深めることができます。
収穫した、ひょうたんに自作の柿渋を塗って水筒を作ったり、養蜂してはちみつを採取したりと、まだまだやりたいことは尽きません。これからも時間を有効に使い、もちろん【活動指導】だけでなく、【生活指導】や【事務作業】においても、スキルアップに励んでいきたいと思います。