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指導者だより 月別アーカイブ(2020年6月)

「遊び」


山村留学指導員 吉澤かおり

 「失礼します。○○を貸してください」と指導者室を訪ねてくる子どもたち。○○とは、ほとんどが遊び道具である。グローブ、ボール、ラケット、フリスビー、釣り道具、トランプ、百人一首、折り紙。そのほか、糊、ハサミ、マジック、軍手、小刀など。
 これまでは、平日学校に行って、休日は活動が多く、自由な時間はわずかだったので、こんなにも指導者室に来ることが無かった子どもたち。

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夢・目標


山村留学指導員 高木陽光

 ふと過去の自分の夢を振り返ってみた。小学校に上がる前、図鑑で見た宇宙に惹かれ宇宙飛行士になることだった。小学生になってからは、様々な職に目移りした。スタントマン、レーシングドライバー、ハッカー(おそらく悪者)、自衛隊員。

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子どもたちの道草


山村留学指導員 持山真

 今年も新年度が無事スタートしましたが、新型コロナウイルスの影響で、一度も登校しないまま1ヶ月が過ぎました。先生に届けていただいた宿題に取り組み、週に一度程度、青空教室をして頂いて、体育の授業はみんなでの太鼓練習と田畑作業という毎日でした。農家中の平日も学校の代わりにセンターに登園するので「はやく学校に行きたい」と物足りなさを感じている学園生たち。

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「自己に打ち克つと言うこと」


山村留学指導員 邑上貴厚

 育てる会の体験群の項目の中に「自己に打ち克つ体験」というものがある。厳しい状況や環境に身を置き、それに耐え乗り越えることで達成感を感じたり、自信を持ったりするという体験のことだ。
 今年1月から続けている筋力トレーニングを通して、「自己に打ち克つ体験」について、わかったことがある。

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条件付け


山村留学指導員 有坂亮祐

 子どもとセンターの隣にある体育館で遊んだあと、外に出ると芝刈り機の音と刈られた草の青臭いにおいがした。空は曇っており、もわっとする空気が肌にまとわりつく。「なんか夏の感じがする」とつぶやくと、隣にいた留学生が、「そうですよね!」と言った。
 夏に通り雨が過ぎたあとは独特のにおいがする。五月はまだ始まったばかりだというのに、夏の到来を感じさせた。何故だか無性にわくわくする。室外に出たあとにもわっとする空気、草のにおいが夏の条件付けだ。その感覚は子どもも同じのようだ。

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「生き生きと Lively」


山村留学指導員 小倉彩香

 Good morning! 大空の下で、早朝に思いっきり山々へ叫び、英語村での暮らしが始まる。日直が"Today?s English of the day is Lively." と今日の一単語の"Lively"を紹介した。この言葉を聞いた時、私はハッとした。
 近頃、色々なものが規制される中で、やりたいことができないことなどに目を向けがちだった私にとって、惹きつけられる言葉だったのかもしれない。

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