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英語村の子どもたち、指導者たち

山村留学指導員  大嶋しおり

 旬のおいしさは何よりの幸せ。筍のおこわ、三つ葉のお吸い物、タラの芽・行者にんにく・こごみの天ぷら、山椒の甘味噌。毎日、地域の方にいただいたもの、採ったものでいただく、ご飯。いい季節だと思う。私は食べるのが好き。英語村の子どもたちとも、よく山菜を摘み、昼ごはんに楽しむ。

 この休校期間中、英語村の子どもたちもたくさん楽しんでいるようだ。「トレイルランニングに出かけた。こんな山の中は初めて、こんな景色は初めて」「食べられ群馬県 高崎市(指導・育てる会)くらぶち英語村
るイモかもしれないと言って、掘ってきたそれはマムシ草だった。がっかり」「まだ肉がついたイノシシの骨を拾った。ウジ虫がでてきて大騒ぎ」「烏川の河原を歩いた。川に足を入れてみた。水が冷たすぎる!」「地域を歩いて田畑の仕事を見た。今年の畑はいろんなものを植えたい」「これって食べられる山菜?」。毎日会う子どもたちからは、いろんなことが起きた話を聞く。
 「ハワイアンカルチャーで火山灰の石を使いたい」「子どもたちと川の水を濾過して、キャンプしたい」「釣りに連れていきたい」「ハロウィンのかぼちゃ作りに挑戦したい」。指導員からも、ぜひ子ども達としたい話を聞く。英語村指導員も出かけられないこの時間を地域で過ごしている人が多い。
 どんどん景色は変わっていく今の季節、自然からの発見や感じるものは多い。それぞれの指導員がそれぞれの視点で自分の知識や興味、体験と倉渕の自然を結びつけ、子どもたちに与えたいもの、見せたいものを持ってくる。いろんな指導員がいる英語村では、その幅は無限。
 私も時に他の指導員と子どもたちの冒険についていく。今日も新しい世界を知る。新しいものは心が躍る、どきどきする。もっと知りたい。
 改めて実感する。人が集まれば世界の広がりはどこまでも。一年はまだ始まったばかり。移り変わる自然と留学生の成長をみんなで楽しみたい。















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