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「くらぶち英語村の生活習慣指導」

山村留学指導員 今野公彦

 標高差のある倉渕(くらぶち)、1か月に渡り桜が舞い続けました。そして桜の季節とともに、ホップ・ステップ・ジャンプのステップにあたるくらぶち英語村の2年目が始まりました。英語村での4月の新しい取り組みについて、お話します。

 「生活習慣指導"Life style lesson"を毎日のミーティングでやろう!」。打ち合わせで意見が一致し、4月は毎日2回生活習慣指導 "Life style lesson"を行いました。項目は約50にも及びます。English timeではなく、集団生活の中で規則正しい生活を送ることや、基本的生活習慣を最初に身に付けることの大切さを学びます。
 生活習慣指導をするにあたり「どこまで英語で伝えて、どこで日本語を使うか?」を話し合います。私生活ではリーダーによる指示は全て英語なので全て日本語で説明すると実生活での英語で伝わらないですし、逆に英語ばかりのミーティングを行うと伝えたい真意が伝わらないことがあります。
 そこを毎度調整する作業が大切で、その基準として一つ確立されたのが「心に届けたいかTouch the heart」を考えることです。
 掃除のミーティングでは、やり方を説明するだけでなく、自分の心を落ち着かせ静の時間を持つことの大切さを伝えました。掃除をすることによって心を整えるのは日本ならではの文化です。日本語だからこそ伝わる話はその他にも沢山あります。例えば、食育の分野で三角食べや口内調味も英語での表現はありません。そういったときも日本語で説明をしました。
 事前の打ち合わせの段階でリーダーがどのように説明をして子どもに伝えていくか、10名以上のリーダーがそれぞれ個性溢れる指導を展開しているので、子ども達は楽しんでくれているようです。
 温故知新、今まで積み上げた山村留学でのノウハウを活かすと同時に新しいアイデアやチャレンジを積極的にしていくことで、日々くらぶち英語村は進んでいます。
 どんな1年になるのか、今年も挑戦の日々が続きます。















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