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指導者だより

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ゴールデンエイジ

山村留学指導員 大山楽人

 「もうすぐスキーの活動が始まるね!」
 収穫祭後そんな話を子どもたちとしてから三か月。早くも七回のアルペンスキー活動を行った。ここまでくると、初心者も経験者もさほど変わらなくなってくる。

 初心者だった子たちは経験者を脅かすほど上達し、先日、学園内でポールレースの大会を行った際には、初心者で始めた子が継続の子を上回るタイムを出すということもあった。
 スキーを始めて一時間ほどで自在に滑ることができるようになり、僅か七日間で経験者に迫る勢いで上達している。
 よく「山留生は毎日たくさん歩いて足腰が鍛えられてるからスキーの上達が早い。」と聞いたことがあったが、日を追うごとに上達する学園生には驚かされるばかりである。
 ふと、自分の小中学生の頃を思いだす。遊びや、スポーツなどたくさんの身体活動をしていたが、確かにその頃は何をするにしても抵抗なく自然に吸収し、すぐに自分のスキルとなっていたように思う。小中学生までの期間は運動神経が著しく発達するゴールデンエイジという期間であるが、山留生はまさにゴールデンエイジの真っただ中。何をするにしても全て吸収してしまうし、以前苦手としていたことでも気づいたら克服していることさえもある。
 スキーだけでなく、農作業での土の起こし方、薪割で力を入れずに割るコツなど道具を使うことに関しては、やればやるほど上達が見える。
 そんなことを日々感じると同時に、今は、三月のスキー技術検定に向け、皆がどれほど成長するか、楽しみである。















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