「心を整える」
山村留学指導員 伊藤僚
十二月初頭、子どもたちと池田町にある成就院という曹洞宗のお寺さんへ坐禅体験に行った。
この時の和尚さんのお話がとても心に残ったので紹介したい。
地域に埋もれている体験材
山村留学指導員 戸田佐和子
師走の声を聞き、巷ではやれクリスマスだのイルミネーションだのと騒ぎ始めた頃、学園ではお正月準備活動に勤しんだ。クリスマスというイベントが日本に根付いて久しいが、子どもたちにクリスマスとは何か説明できないし、学園でわざわざ取り上げなくても、子どもたちは他の場で否が応でも触れる。いつの間にやら日本の国民的行事となったハロウィンやバレンタインデーなども然り。本来の意味もわからないまま、楽しそうだからやるという考えも悪くはないが、意固地だと思われようが私は、積極的に取り上げない。折角の山村留学中に、巷と同じ様なことをしなくても良いと思うから。
『継続・退園』
山村留学指導員 青木高志
新年明けましておめでとうございます。年内に降った雪は根雪になり、センターの周りも白銀の世界になりました。冬休みに入る学園生の帰省と入れ替わりに、短期行事の子どもたちが、大勢大岡を訪れ『幼児低学年班』『山村生活班』ともに、雪遊びや農家生活など、予定通りの活動を無事終了することができました。
紙漉き活動より
山村留学指導員 岡坂遼
一年間の山村留学をやりきったことを賞し、年度の締めくくりの行事、修園のつどいで子どもたちに渡す「修園賞」という賞状があります。島根県には有名な和紙の産地がいくつかあるということや、子どもたちに紙のなりたちを知って欲しい、また自分達で作ることによってものに愛着を持って欲しいという観点から、毎年十二月ごろに紙漉きの活動を行い、この「修園賞」に使う紙を漉いています。今年度は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている石州半紙の産地、島根県浜田市三隅町の石州和紙会館で体験をさせていただきました。
『決断』
山村留学指導員 水落碧衣
収穫祭を終えるとすぐに、冬が訪れる。今年は暖冬のせいか中々雪が降らず、気温もゼロ度あたりをウロウロ。代わりに田んぼ一面に霜柱が立ち、また違った冬らしさをもたらしてくれている。
感謝の気持ち
山村留学指導員 有坂亮祐
大川村の人は親切な人が多い。
舎監で泊まりにくる学校の先生は、センターで壊れていたコンセントを直してくれたり、iPadでの学習のため、ネット環境を整えてくれたりする。ほかにも、受験のための志望理由書が書き終えていない留学生のために、休みの日にもかかわらずセンターにきてくれることもあった。
理解と受容
山村留学指導員 主代望都
始まったばかりに感じる英語村も、あっという間に二学期が過ぎ、新年を迎えた。短い冬休みを終え、子供達が英語村に帰ってくる。子供達の顔を一人一人思い起こしながら、私は安堵とも寂しさともつかない感情を覚えている。私とって、そして英語村にとっても初めての終園が、約三カ月後に迫りつつあるからだろう。