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8月10日 やさか 夏の自然体験キャンプ
やさか・八坂美麻
朝晩は涼しい風が吹き、朝は蝉の声に代わって鳥の声が響き渡るようになりました。
【山村生活班】
・低学年班
低学年班10名は、1泊のキャンプに出かけました。
準備をし、ミーティングをしたあとは、センターから木陰の多い山道を歩いて15分、ナラの森キャンプ場へ。
お弁当を食べたあと、山村留学生が育てている畑でトマト、ズッキーニ、ピーマン、オクラ、ナスなど夏野菜をたくさん収穫しました。
キャンプ場に戻り、自分たちでかまどを作り、薪を集めて火おこし、飯盒でのご飯炊きにチャレンジです。
小学校1,2年の10名でしたが、みんなで協力してがんばりました。
炊けたお米にカレーをかけていただきます!
夜はナイトハイクで暗闇を探検し、歯を磨いて、大きなテントで寝袋を使って寝ました。
・高学年班
高学年班13名は、午前中はセンター裏の林で飯盒炊飯。低学年班と同じく飯盒でご飯を炊きました。
炊けたご飯にはカレーをかけて昼食に。
午後、改めて農家体験の準備とミーティングをし、農家さん宅へ向かいました。
今回は、大町市内の八坂地区・美麻地区にある4軒の農家さん宅に、2人から5人に分かれて2泊3日お世話になります。
農家さんは、一年間の山村留学生を受け入れしている方々でもあります。
ここでも、ただ農家さん宅の玄関前に連れていくのではなく、農家さん宅の手前で車を降り、渡された地図を見ながら自分たちで歩いて向かいます。リーダーたちは、後ろで見守りながらできるだけ子どもたちの力に任せます。
無事たどり着くと、農家の父さん、母さん方があたたかく迎えてくれました。今日から、お客さんではなく、農家の子どもとしてお手伝いもしながら2泊3日を過ごします。
農家さん宅の様子は、明日詳しくお伝えします。
【チャレンジ班】
・大姥山登山班
八坂は標高差が500mから1200mまで約700mもあり、勾配が多い土地です。
大姥山は、センターから車で30分、標高約500m付近に登山口があり、1006mの山頂まで九つの鎖場を越えながら登っていきます。
山姥と金太郎の伝説がある山で、前日にはその絵本を夜寝る前にリーダーが読み聞かせで朗読。
道の途中にはその伝説ゆかりの場所がたくさんあります。
鎖場は、一人ずつしっかりと手で体を支えながら登っていきます。
途中の尾根に出ると、谷から涼しい風が吹いてきました。
山頂の手前には、大きな洞穴があります。ここは、金太郎が育ったと言われる場所。不思議な空間で、お弁当を食べました。
もう少し上ると山頂!
無事山頂に着きました!きれいな青空が広がっていました。
下山は違う道を通ります。林の中を抜け、元気に駆け抜けていくみんな。
午後3時半、無事下山しました。たくさん歩き、達成感に満ち溢れた表情をしていました。
・自然観察班
大町市内在住の、自然に詳しい先生を招き、午前、午後と自然観察を楽しみました。
まずは講師の先生からスライドでこの周辺の自然や生き物についてレクチャー。
その後、センターを出て自然探しへ。双眼鏡を持って野鳥観察も行います。
興味のあるものや不思議なものを見つける度、先生のもとへ駆け寄り教えてもらいました。
センターに戻ってお弁当を食べたあとは、自分が見つけたものの中で一つ、紹介したいものを各自が紙に絵を描いたり、先生に聞いて調べたりしながらまとめ、みんなの前で発表しました。
みんなそれぞれが関心を持ったことについて、熱心に調べ、聞き、まとめていて、先生も驚いていました。
明日は、山村の低学年班はキャンプから戻り、周辺で活動します。高学年班は丸一日農家さん宅で過ごします。
チャレンジ班は、古民家生活班と、サバイバルキャンプ班に分かれて1泊の活動になります。