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8月13日 売木センターの様子
南信濃高原・売木
南信 長期班 8日目
朝から真夏の太陽! テントでは朝早くから目覚めた子が多かった様です。起床してからは、荷物をまとめ、寝袋やテントを干し、銀マットを返却。朝のつどいへ。
つどいの後は、やぎや鶏の世話をし、朝食作り。昨夜と同様 班ごとに、一旦火を大きくして熾火を作り、各自 拾ってきた枝にパン生地を巻きつけ、焼きました。
こんがり焼きあがったパンと、スープ・ゆで卵・バナナ・乳酸菌飲料なども朝食にいただきました!
マッチを全て使い切ってしまったり、なかなか火をつけられなかったりした班もありました。
それでも、ほとんどの子たちが食べ終わる頃、朝食にありつきました!
お皿を洗い、かまどを片づけ。たき火の痕跡を残さないよう後始末をしました。そして、自分の荷物も片づけ。
10時からは1時間半ほどの選択活動。
太鼓班はほぼ固定メンバー5名。前日の続きやおさらいをし、『ぶち合わせ太鼓』がかなり頭に入った様子。「次は?次は?」と貪欲に取り組んでいました。
釣り班9名は、車で、前日と同じポイントへ。昨日 大物が釣れたのを目の当たりにしたので、今日は小さなハヤが釣れても興味なし。アマゴやニジマス狙いなので、小さいものが釣れるとリリース。糸を絡ませるわ、竿を折ってしまうわ、針をひっかけるわで、大変だった1時間半の釣果はアマゴ1匹! 釣った子は、素揚げにしてもらったアマゴを夕食で食べました。
ネイチャークラフト班5名は、ギラギラ照りつける太陽の下、活動。
ストーンペインティングをしてみたり、竹でお墓参りセットやぽっくり・将棋セットなどを作ったりしていました!
15名のブルーベリー摘み&朴葉もち作り班は、まずセンターの畑の斜面で栽培している数本の木から、ブルーベリーの実を摘みとり、口へ。黒くなったものを目敏く見つけると、一粒ずつ食べたり、まとめて食べたりしながら、「甘い!」「うまい!」と笑顔になっていました。
その後、近くで朴の葉採り。葉柄側を少しハサミで切ったおよそ50枚を洗い、水気をふきとりました。
次は、米の粉に熱湯を加え、練っていき ひとつにまとめる作業。生地全体に力をかけ、こねていくのですが、手のひらに生地がくっついてしまったり、表面の生地がちぎれてばらばらになったりし、かなり難しかった様。ボールが動かないよう、しっかりと押さえてあげる子たちの姿もありました。
どうにか生地ができたら、均等に分け、丸めて楕円形に伸ばし、あんこを包みます。最後に、ぎょうざみたいな半月型にしたおもちを、朴葉で包みました。なぜか、あんこと生地がマーブル状になっていたり、生地からあんこがはみ出していたりするものも...。後は、蒸すのみ。
11時半過ぎからは、干していたテントを撤収。班員総出で、前日に習ったことを思い出しながら袋に収納。一人ひとつずつ、使った寝袋も片づけ。かたく巻き、ついている紐で蝶結びをしますが、どうしても膨らんでしまい、何度もやり直した子も。全ての片づけが終わり、キャンプ終了。
午後は、シャワークライミング! 小学5年生以上と小学4年生以下にわかれて岩倉川へ。橋の下から川に入り、遡っていきます。
準備も活動も速いであろう小学5年生以上チーム18人が先発。渓流の美しさに目を奪われながら、ひんやりする川へ。
しばらく歩くと、第一関門である約160cmほどの堰堤が! 腕の力で身体を引き上げた子もいれば、大きな石に乗って高さを稼ぎ 堰堤を乗り越えた子も。先に登った子に引っ張り上げてもらったり、下から押し上げてもらったりして、なんとか全員がクリア。
途中、深い所がありましたが、それほど水温は低くなく、ライフジャケットも着用しているので、気にせずどんどん進んで行きました。
次の難関、3mから4mの滝も、一人ずつ激しい水飛沫をかぶりながらも、しっかりと足場を確保しながら危なげなく登りました。
スタートから1時間強で、滑りやすい丸太でできた堰堤がある、今回 定めていたゴールへ。堰堤を自力で越えました!
水量が少なく、水勢もあまりありませんでしたが、シャワークライミングを楽しんだ小学5年生以上チームでした。
小学4年生以下チームは16名。小学5年生以上チームと同じコースを、少し遅れて登りました。装備が暑いので、川に入るまでは吹き出す汗に悩まされ「暑い!」「早く川に入りたいよう。」と言っていた子が多かったのですが、一度 川に入ると爽快!
約160cmの堰堤を自力で登るのは難しく、先に登った子が登れない子を引っ張りあげたり、待っている子が下から押し上げたりして、どうにか全員 クリア。小3の子が、石に乗って高さを稼ぐなどせず、そのまま身軽に登ったのを見て、一同 舌を巻いた場面も!
岩を滑るように流れ落ちる透き通った流れには、大小の滝や大きな岩が...。
しばらく歩くと、滝が出現! 皆、右のルートを上手に登っていました。
何もないところで転んだり、滑ってずぶ濡れになったりしながらも、果敢に進んでいきました。スタートしてから1時間半で、3つめの関門 丸太でできた堰堤 をよじ登り、全員ゴール! ビニールのカッパのズボンがずたぼろになってしまった子たちもいましたが、渓流の美しさと迫力や、達成感に浸りながら道を歩いてセンターに戻り、片づけをしてから温かいお風呂に浸かりました。
選択活動で作った朴葉もちは、おやつの時間に食べられなかったので、夕食後に。「なんか、いい匂いがする!」「甘くておいしい!」と、大好評でした。
活動7日目となる明日は、選択活動とナイトハイクの予定です。