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やさか 長期班11日目・チャレンジ班5日目・幼児低学年班4日目
やさか・八坂美麻
昨晩から、雨がしとしとと降り出し、時にザアーっと強く降ることもありました。今朝方からお昼前までも雨が続いたため、それぞれ予定を変更しながら活動しました。
それでも、お昼頃になると雨が止み、青空が広がりセミが鳴き始め、暑さが戻ってきました。
長期班は最後のキャンプに出掛けている最中のこと。原始の森キャンプ場では、夕飯を食べ終え、さあテントで寝よう、としたことろ、雨が強まりテントの中にも浸水。急遽ナラの森キャンプ場の常設テントへ避難しました。
他のキャンプ地でも、雨を避けながら古民家内等でそのまま宿泊。誰一人センターに戻ることなく、キャンプをやり抜きました。
長期班は、雨で濡れたテントや寝袋等の片付けを頑張って行い、昼食に。午後は最後の選択活動。金熊川での釣り、ブルーベリー摘み、クラフトの3つの班に分かれて活動しました。
釣り班は、やさかの谷間を流れる金熊川へ。竹竿と自分で作ったしかけを使って、見事ハヤを釣り上げることができました。中には7匹釣り上げた子もいました。
クラフト班は、引き続き輪切りにした木を使って思い思いに絵を描いたり、ペンダントにしたりと、のんびり時間を使って工作を楽しみました。
ブルーベリー班は、センターで育てているブルーベリー畑に行き、採れたての甘酸っぱいブルーベリーを摘んでは口に入れました。
チャレンジ班は、大姥山登山とそば打ちの予定。でしたが、残念ながら大姥山登山は、昨晩からお昼前まで降り続いた雨や、その影響で岩場等が滑ること等も考慮し、鷹狩山から山岳博物館へ歩いて行くコースに変更。大姥山を案内してくれる予定だった地元の方に、植物や鷹狩山にまつわる民話等を紹介してもらいながら歩きました。
山岳博物館では、学芸員の方が館内の展示について説明をして下さり、北アルプスの成り立ちや山岳登山の歴史、里山の動植物などについてじっくりと学ぶことができました。
そば打ちは予定通り。4つのグループに分かれて、そば打ち名人のお手本を見せてもらった後、自分たちで粉をこね、伸ばし、切る作業まで行いました。お昼は自分たちの打ったそばを食べました。
午後には、そば粉を使った薄焼きを作りました。「そばの薄焼き」は、この地域のおやつとしても作られています。
幼児低学年班は、午前中は雨が止むのを待ちながら、屋根の下でクラフトを行いました。お昼を食べ、雨が上がったところで、キャンプ場へ出発。
自分たちで火を起こし、飯盒でご飯を炊きます。初めてマッチを使う子もいる中、リーダーと一緒にがんばってかまど作りから薪集め、火おこしまで頑張りました。
炊きあがったご飯に、ハヤシライスのルーをかけて「いただきます!」自分たちで炊いたご飯に、「おいしい!」と笑顔のみんなでした。
12日間の長期班も、明日が解散日。夜には、選択活動で練習してきた太鼓をみんなの前で発表します。チャレンジ班、幼児低学年班も明日が解散日。荷物整理や掃除をし、きれいな状態にしてセンターを後にする予定です。
夏の自然体験活動前半は明日で終了。これまで6つの班、約200人の子どもたちと、それを支える50人近いリーダー、スタッフのみなさんがやさかを訪れました。後半は、17日から22日までの期間で、山村生活班と自然研究班が活動をする予定です。